高校球児の本音をインタビュー 夏の甲子園中止

皆さんこんにちは!野球小僧オフィシャルブログ管理人です!

今回のテーマは

高校球児の本音をインタビュー 夏の甲子園中止 ~part3~

皆さん既にご存知の通り、今年の夏の甲子園はコロナウィルスの影響にて中止となりました。

夏の甲子園、79年ぶりの中止が決定 春夏ともに中止は史上初 | BASEBALL KING
◆ 春のセンバツにつづいて…  日本高等学校野球連盟は20日、オンライン形式で運営委員会と理事会を行い、8月10日(月)に開幕する予定だった『第102回 全国高等学校野球選手権大会』を中止とすることを

※5月20日参照

そして、8月10日から甲子園球場ではセンバツ高校野球に出場を予定していた32校による、

本来のトーナメント式ではなく1試合限定で「甲子園交流試合」が行われます。

甲子園交流試合 開幕戦は大分商VS花咲徳栄 対戦カードと日程決まる | 毎日新聞
2020年甲子園高校野球交流試合(日本高校野球連盟主催、毎日新聞社、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)の組み合わせ抽選会が8日、オンラインで行われ、それぞれの対戦相手が決まった。

世間では高野連の素晴らしい配慮!

という声を多く聞きます。

という声を多く聞きますが、果たして当人である高校球児はどう思っているのか?

今回のブログタイトル 

高校球児の本音をインタビュー 夏の甲子園中止

について、実際にオンライン上でインタビューしてきました。

前回の記事を読んでいないという方は、

ぜひこちらの記事も合わせて読んでいただくと、

今回の記事への理解度が深まると思います!

【高校球児の本音】夏の甲子園中止

今回は、甲子園のために!

地方の学校を選んだ私立高校に通う高校3年生にインタビュー(オンライン)をしてまいりました。

インタビュー内容は前回のブログ同様のテーマに沿ったシンプルな6項目です。

・経歴

・野球をはじめたきっかけ

・なぜ、今の高校を選んだのか

・コロナ禍でのトレーニング

・夏の甲子園中止の心境

・今後の目標

経歴

【小学生】

小学校2年生

地元の少年野球チームに入団

ポジションは主に投手・内野手

5年生の時から3番セカンド・ショートとして、レギュラー。

チームでの戦績は目立ったものはなかったものの、

5年生時からのレギュラーでのパフォーマンスが認められ県内選抜チームに選出。

選抜チームでは、大会の準決勝でサヨナラホームランを放つなどして大会優秀選手に選出

【中学生】

中学校に進学し、硬式のクラブチームであるシニアリーグに所属。

3年生が引退した1年生夏から背番号「4」のレギュラーの座につく。

2年生夏から(自分たちの代)は3番ピッチャーとして活躍。

最後の関東大会では、3回戦敗退という結果で中学野球を引退。

引退後、県内オールスター選抜に選出される。

【高校】

県外の私立高校に入学。

進学と同時に寮生活スタート。

中学シニアリーグのチームメイトも1名同高校に進学していたこともあり、最初は二人で寮生活・学校生活・野球部の練習を頑張っていた。

2年生夏の大会で見事優勝!チームは夏の甲子園出場を果たす!

ただ、ケガなどもありベンチ入りすることはできずスタンドで応援。

秋の大会では、東北大会1回戦で敗退し春の甲子園出場を逃す。

ここから、チームは夏の大会連覇を最大の目標として練習。

個々の底力がついた、春の大会直前にコロナウィルスが流行し、

県大会中止、選抜も中止となり、緊急事態宣言が発令され自宅待機となる。

野球をはじめたきっかけ

父が野球をしていたことが最大の要因です。

気づいたら、野球しか選択肢がなかったというか、、チームに所属していました。

ただ、少年団に入ると毎週チームメイトと野球ができるのが楽しみになっていました。

なぜ、今の高校の野球部を選んだのか

「甲子園に行ける学校」

という明確な基準のもと高校を選びました。

その中で自分のプレーを見て「うちに来て欲しい」とオファーを下った今の学校に進学を決めました。

なので、地方で寮生活になることに全く抵抗はなかったです。

コロナ禍でのトレーニング

・ジムでのトレーニング

・ランニング

・素振り

・トスバッティング

・キャッチボール

4月から「緊急事態宣言」が発令されソーシャルディスタンス、不要不急の外出は避けるように世間ではいわれていた4,5月も感染症対策を入念に行い、お世話になっているパーソナルトレーナーのトレーニングは週3回行っていました。

ハッキリいって、他の人が休んでいる時こそ、チャンスだと思ってトレーニングを行っていました。

ジムでのトレーニングをメインにランニングや素振りといった個人でもできる練習をメインに基本的に毎日トレーニングを行っていました。

トレーニングの甲斐もあって2ヶ月で体重を4キロも増やすことに成功しました!

自分自身でも体つきが少し変わったのを実感できた、トレーニングに関していえば充実した2ヶ月を送ることができました。

ただ、野球ができない、チームメイトに会えない。

寂しさは少しありました。

夏の甲子園中止の心境

正直に話すと「まだ受け入れられない現実」

というのが本音です。

ただ、代替えの地方大会の抽選も決まり大会が始まるのも事実でとても複雑な心境です。

個人的には、自粛期間に基礎トレーニングをしっかり行えたので、

最後の夏は絶対レギュラーになって甲子園に行くことが目標でしたのでとても残念です。

ただ、代替え地方大会は主に3年生が主体の大会になる予定です。

試合をしている姿を見せるという意味では、寮生活で色々と不便をかけた両親には恩返しができるのかなと思いつつ、レギュラー争いもなく試合に出るという不思議な感覚というか、

「これが求めていたポジションなのか」

というのが正直な想いです。

今後の目標

夏の大会が終わっても、実家からは通える距離にないので残り半年も寮生活になります。

「自分たちの悔しさを後輩に伝える」というのが、残りの高校生活での目標です。

なので、できるだけ後輩の練習の手伝いを進んでやろうと思っています。

後輩の練習を手伝いながら、自分自身も大学で野球を続けようと考えているので、進学に向けた準備をしようと思っています。(勉強・野球ともに)

前例がないだけに、大学などのスカウトは地方の大会に来るのか?など分からない点も多いですが、最終的には両親、監督さん、部長さんと相談して進路を決めようと思います。

インタビューを通して、緊急宣言事態中の「どうしていいのかわからない」という高校生のリアルな感情が非常に強く伝わってきました。インタビューを通して「目標」を設定することの大切さというものを私も改めて強く感じる事が出来ました。

次の目標に向かって頑張る彼を応援したいと思います!!

今回のインタビューをオンライン上で実施するにあたって、協力して下さった選手本人をはじめ、監督・関係者の方々には心から感謝申し上げます。

また今回記事を扱うにあたり

「高校生」というテーマでの記事になりますので、

実名、高校名の表記は一切ございません。(すべて匿名です)

また、活動自粛期間中に「野球を通して何かできることはないのか?」

という考えに全面的に賛同して下ったインタビューとなります。

今回のインタビューをさせていただくにあたり冒頭で書いた通り、

球児の本音のほんの一部にしか過ぎません。

また高校野球に携わっているのは選手、監督だけでないということも十分理解しております。

・野球部マネージャー

・お父さん、お母さん

・関係者の皆様

の本音をお待ちしております。

私の話も聞いて欲しい!という方のご連絡お待ちしております!

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