【侍ジャパン金メダルに赤信号】プロ野球開幕延期が与える3つの影響

こんにちは!No Baseball No Life 

野球小僧オフィシャルブログ管理人です。

今日のテーマは、

侍ジャパン金メダルに赤信号プロ野球開幕延期が与える3つの影響

ついに延期されていたプロ野球が6月19日(金)に開幕しました。

また7月10日からは観客を動員しての試合も再開し少しずつ日常が戻ってきました。

とうとう始まるという高揚感を持ったファンも多いと思いますが、

開幕にあたり、2020年度バージョンの特別ルールを簡単におさらいしましょう。

2020年シーズンの特例事項について
日本野球機構(NPB)オフィシャルサイト。プロ野球12球団の試合日程・結果や予告先発、ドラフト会議をはじめ、事業・振興に関する情報を掲載。また、オールスター・ゲームや日本シリーズなど主催試合のチケット情報もご覧いただけます。

※NPB参照

・試合数 143試合→120試合

・延長 12回→10回

・1軍登録人数

・試合登録人数

・オールスター中止

・交流戦中止

パ・リーグでは、

開幕カードの後は同一カード6連戦が続きます。

一方、セ・リーグでも

移動リスクを最小減に抑えたカード編成となっております。

果たして、どんなシーズンになるのか。

だれも経験したことのないシーズンが始まります。

そんな中、当ブログではシーズン開幕にあたって3つの視点から

問題を掘り下げて行こうと思います。

1、選手

2、球団運営

3、スポンサー

選手の問題について

冒頭でも書いた通り、開幕延期に伴い試合数こそ、

143試合→120試合23試合減したものの、超過密日程となりました。

(世間があれだけ密を避けているのに完全に逆をいってますね笑)

これは選手にとっては相当キツイと思います。

予定通りに試合が行われたとして、

6連戦が毎週続くだけでも相当な疲労だと思いますが、

仮に雨天中止の試合が入った場合、

13連戦といったケースも出てくることが予想されます。

さらに12,3連戦するということは、

対戦相手も変わってくるので当然

移動も込みで考えなければなりません。

想像しただけでも選手はゾッとすると思います。

ここで選手が一番にケアしなければならないのはケガになるわけです。

ここまでは誰もが予測できる部分ですね。

では今回のタイトル

【侍ジャパン金メダルに赤信号】

とはいったいどのような関わりがあるのでしょうか。

述べたようにシーズン中の過密日程によるケガに注意しなければなりません。

ファンや野球関係は「プロ野球開幕」に目を奪われがちですが、

2021年には、3月にWBC、8月には東京オリンピックがあります。

※WBCは延期濃厚。

これを見据えると、

2020年11月 シーズンの過密スケジュール

2021年3月  WBC

2021年4月  プロ野球シーズン開幕

2020年8月  東京オリンピック

選手は、ケガはもちろんですが1年以上もの間、

トップパフォーマンスを維持しなければならない日々が続きます。

ハッキリ言ってこれは無理だと思います。

・ケガをする(しなくても今後の野球人生に関わるダメージを負う)

・スランプに陥り調子を落とす。

この2点は避けられないと思います。

日本国民が最も期待しているのは

「東京オリンピックでの金メダルです」

ですが、スケジュールで明らかのように、

オリンピックはスケジュールの最後になっていますので、

オリンピック期間に入る前に選手はボロボロ、

トップパフォーマンスを出せる状態ではないといった状況も考えられると思います。

なので、選手選考もかなり考えなければならないと思います。

日本の4番は鈴木誠也しかいないでしょ!

※ベースボールチャンネル画像参照

といって国内・国際大会の全てで起用していたら身が持たないと思います。

この辺りは選手自身のケアへの意識ももちろんですが、

監督の采配も見どころになる部分です。

球団運営

6.19にプロ野球は開幕しますが、

7月10日では「無観客試合」で行われましたので、

スタジアム内での収入が「0」という事になります。

主な収入源として

・入場料

・グッズ収入(一部ネット販売あり)

・飲食関連

これらの収入が無い状態で球団を運営しなければなりません。

また冒頭述べたように、

NPBは選手年俸の減俸はありませんので、

球団の支出項目で最もウェイトをしめる選手年俸の部分は例年通りとなるわけです。

無観客試合で球場に足を運べない分、

DAZNなどの一部有料チェンネルの収益が上がることは予想できますが、

スタジアム内での失った収益の全てをカバーしきれるかというと到底及ばないと思います。

また球場の周りに目を向けると、

球場に行くまでの電車やバスといった、

公共交通機関や近隣ホテルの収益減も予想できる部分です。

7月10日からは観客を動員して試合をおこなっておりますが、

席スペースを空けての観戦となっております。

現在、最大で5,000人を動員して試合を行っておりますが、

東京ドームで「超満員」45,000人と考えると稼働率は11%。

それに伴い飲食やグッズ販売の収益も減少することが見込めます。

スポンサー

ここでは大きく2つのスポンサーについてご紹介します。

・チームスポンサー

・選手スポンサー

まずは、チームスポンサーについてです。

チームスポンサーの中でも代表的なユニフォームを例にお話しします。

ユニフォームスポンサーは巨額な契約金を払う代わりに、

ファンが着るユニフォームやTシャツなどを販売しています。

近年は「○○デー」と名付け色とりどりのユニフォームを着たファンも多く見かけます。

無観客試合となると、スタジアムで見込んでいた収益が取れなくなってしまいます。

次に、選手スポンサーについてです。

選手スポンサーのメインは「用具提供」になるのですが、

選手にお金(契約金)を払ってでも使って欲しい。

とメーカー側が考えるのは、それ以上の費用対効果が見込めるからです。

「憧れの○○選手が使っている同じグラブが欲しい」

と少年たちが野球ショップに行って、

数あるグラブの中から自社製品を選んでもらうための大きな施策になります。

ですが、広告塔である選手の試合が無いとなると露出する場面も無くなってしまいます。

※ここからは2020問題です!

東京オリンピックが開催予定だった今年は、

オリンピックでの露出を見込んで選手と契約している企業も少なくありません。

ですがコロナウィルスの影響で、オリンピックは中止。

プロ野球開幕も3か月延期となると、当初予定していた計画が崩れてしまいます。

また、どの競技も同じことがいえますが、来年オリンピックが開催されるか、

自社で契約していた選手が代表に選ばれるかの保障は全くありません。

そういった先が見えない中で物事を決めていく苦労は、測り知れないものであり、

誰もが、経験したことのないことだと思います。

ですがその困難を乗り越えた先には、きっと明るい未来が待っていると信じております!

最後は、少々熱くなってしまいましたがプロ野球開幕に関する疑問などを随時、

LINE、Twitterで受け付けております。

次回は、初心者でも楽しめる!

プロ野球観戦を10倍楽しむ5つのポイント~神宮球場編

お楽しみに!

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