皆さん、こんにちは!
野球小僧オフィシャルブログ管理人の野球小僧です。
本日のテーマは
球児だけの問題じゃない!「夏の甲子園中止について」です。
夏の甲子園中止の発表において、メディア各方面で報道が多かったものとして、
・監督から球児へ「夏の甲子園中止」を伝える場面。
・「夏の甲子園中止」を受けて監督・選手のインタビュー。
・グラウンドで涙ぐむ球児たち。
・プロ野球選手から高校球児へのメッセージ。
話題の中心は「高校球児」でした。
もちろん1番悔しく、感情をどこにぶつけていいのか分からないのは、高校球児たちです。
主役の高校球児にまつわる記事はメディアに任せておいて、、、
今回のタイトルである、
高校球児だけの問題じゃない!夏の甲子園中止。
に合わせ、メディアで取り上げられない2つのテーマを書かせていただきます。
まず1つ目は
「未来の高校球児」についてです。
夏の甲子園中止がメディアでは大きく取り上げられますが、
中学生の主要な大会も中止になっています。
※ボーイズリーグHP参照
中学生をスカウティングする高校関係者のほとんどは公式戦のみを偵察しに行きます。
その公式戦が無くなってしまうという事は、
来年度入学する選手たちをスカウティングでいないという事になります。
特に成長期にある中学生は、2年生の時と3年生の時ではまるで別人!!
みたいなことが頻繁に発生します。
いやいや、中学生以外も一緒でしょ。
こう思った方も多いかもしれませんが、考えてみてください。
プロのスカウトマンは目当ての高校生を偵察しに、
公式戦はもちろん練習試合、練習まで通いつめます。
なので公式戦でのスカウティング活動はほんの一部にしか過ぎません!
ここで元プロ注目選手から、プロのスカウトマンが見ているポイントを特別に2つご紹介します!
・凡打した時の一塁までのタイム。
・学校生活(態度・成績)など
「MAX150キロ!」「高校通算60本塁打!」
といった高校時代の成績は、正直あまりあてにしていません。
もちろん最低限の能力値も必要ですが、プロになってどれぐらい成長してくれそうか。
という部分が非常に大きなスカウティング要素の1つとなります。
よって公式戦だけでなく、普段どんな練習態度で練習しているかという部分をプロのスカウトマンは重要視するのです。
中学生も同じく部分はスカウティング要素として挙げられますが、
そこまで手が回らないので、公式戦がメインになっているのが現状であります。
以上から、選ぶ高校側も選ばれる中学生側も困ってしまうという事になります。
「高校球児のこれから」について
野球を「続ける」「違う道に進む」の大きく2つにわけてご説明します。
まず、野球を「続ける」にあたり、夏の甲子園での成績は大きな判断材料になります。
最近の例をあげると、
・1大会本塁打新記録を樹立、広島カープ中村選手

・2018年夏の甲子園で準優勝、日本ハム吉田投手

※高校野球ダイジェスト画像参照
この二人は、大会での成績で評価を一気にあげた選手の代表例です。
プロ以外に目をむけると、東京六大学リーグや東都リーグといったトップレベルのリーグには、
入部条件として「全国大会ベスト8以上」
という条件がある大学もあります。
2007年の夏の甲子園で優勝した佐賀北高校の選手は、夏の甲子園大会の成績を加味し、
早稲田大学硬式野球部への入部が叶ったという事例もあります。
次に「違う道に進む」選手たちについて、
この部分は私の実体験も含めてお話できればと思います!
実際に私が在学していた3年間、甲子園出場の夢は叶いませんでしたが、
先輩も後輩も甲子園に出場するような、
いわゆる「強豪校」で野球をしていました。
ハッキリ言ってこの経験が、現在の仕事に思いっきり生きています!!
営業先では、「○○高校野球部出身です。」
と名乗るだけで野球が好きな方とは非常に話が弾み、商談がスムーズに進むことが多いです。
また就職試験の際も、
野球部出身という事で礼儀がしっかりしている。
と面接官にイメージづけることも多々ありました。
お気づきかもしれませんが、
甲子園に行っていなくても、これだけのメリットがあります。
さらに、甲子園出場の肩書きがプラスされれば、まさに「鬼に金棒」です。
野球以外の道に進むにあたっても野球部で培った経験は、社会でプラスに働きます。
また、人生の選択肢を変える大きなターニングポイントになり得る可能性もあるのです!
「選手目線」で考えただけでもこれだけの要素がパッと浮かんできます。
それだけ夏の甲子園中止は、本当に大変なことなんです・・。(もちろん他の競技も)
夏の甲子園中止になったことで、
今後に不安を抱えている方は、個人的な相談も公式LINEアカウントで受け付けております!

※今回取り上げた、進路のこと以外でもOKです!
次回は、「運営」視点のブログになります!お楽しみに!
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