【リストラも発生】野球メーカーの営業が語る、夏の甲子園中止。

本日のテーマは、

リストラも発生。野球メーカー営業が語る、夏の甲子園中止

コロナ禍において、野球メーカーの売上は非常に厳しくタイトルにもあるように

実際にリストラが発生した野球メーカーもあると聞いています。

実際に私も、コロナ禍の真ん中におりますが、

私の働く(野球メーカー)会社でも、

いつリストラが発生してもおかしくない。。

それぐらい厳しい状況です。

今回のテーマでは現在、野球メーカーの営業として、

全国を飛び回るブログ管理人の実体験をもとにコロナ禍での

・野球メーカー

・野球ショップ

つの状況をリアルタイムでお伝えしたいと思います!!

コロナ禍におけるスポーツショップの現状

東京都/緊急事態措置「休業要請の対象施設」一覧公表

※流通ニュース参照4月14日

基本的には記事にあるように、

スポーツショップは「休業」となります。

ですので、約2か月間売り上げは「0」です。

もちろんお店によって完全に休業している店舗、

時短営業している店舗など様々ですが、

基本的に店舗での売り上げは大幅減です。

ダメージが少ない店舗でも売り上げは半減という状況でした。

売上を左右したオンライン販売

ではそんな状況下の中、売り上げを大きく左右した要因はオンライン販売です!

元々、オンラインショップに力を入れているお店はオンラインショップのツールを使用して、

なんとか売り上げを作っている印象でした。

ですが、オンラインショップの構成が低い店舗は、

今回のコロナ禍では売上を作るのに本当に苦労していました。

聞いた話ではありますが、90%減なんていう店舗もあるようです。

潰れないか心配。。。

そんな声も聞こえてきますが、基本的には問題ありません!!

それは、お店での売上は会社全体の売上で考えると

構成比は半分にも満たない会社がほとんどだからです!

どこで売上を作っているの?

ズバリ!外商です!!

外商を一言で表すと、学校への用品販売です。

簡単な例で説明すると、野球部に入部するにあたり揃えなければならない物をイメージして下さい。

・ユニフォーム

・野球用品

・遠征バッグ

など、野球用品(グラブ、スパイクなど)は個人購入すると考えても、

部活全体で揃えるバックなどの備品関係で約5~10万ほどお金がかかります。

新入生が仮に30人だとすると、

¥100,000×30人=¥3,000,000

という計算になります。

元スポーツ小売り大手で販売していた過去経験から、

1日の店舗の売上は、好調な平日で約20万ほどです。

それを考えると、毎年4月に選手が入部するだけで、店舗売上の半月分を稼ぐことができるのです!

ただ、これはほんの一部にしか過ぎません!

「ボール」一つを例にとってみても、

試合球1球¥2,000×10ダース(120球)=¥2,400,000

仮にチームの甲子園出場が決定したとなると、

・バッグ

・Tシャツ(選手)

Tシャツ(保護者)

などの記念グッズはもちろん、

・キャッチャー防具

・ボール

など一式新しい用具に揃えるのが一般的です。

甲子園、県予選が中止となるとこれらの買い替え等がなくなってしまいます。

ですので、緊急事態宣言でお店が休業になるより、はるかに大きなダメージがあるのです。

次にスポーツメーカーの視点で考えてみましょう。

※ここからはコロナ禍における実体験でお話しします。

はじめにお伝えすると、

野球メーカーは野球ショップ以上にダメージが大きいです!

何故か?の部分を詳しくご説明します。

基本的に野球ショップが部活動に販売する商品を製造して、

野球ショップに販売するまでが野球メーカーの仕事です。

なので、野球ショップ同等のダメージがあります。

さらに野球メーカーの場合は、野球ショップへの仕入れが完全にストップしました。

想像してみてください。

コロナだからといって、野球ショップに行ったら商品まで無くなっている。

なんてことはないですよね?

野球ショップでは、お店に現状ある商品を販売することが可能です。

通常であれば、お店で販売した商品を再度、野球メーカーから仕入れて販売する。

というサイクルなのですが、売上減少にともない、

全国ほとんどの野球ショップで「仕入れ」が完全にストップしました。

売れたら売れっぱなし状態で、店舗にある商品を販売する。

というスタイルです。

これによって何がおきるかというと、

野球メーカーの売り上げが完全に「0」になるという事です。

※実際に働く人のリアルな話、本当に苦労しました。(現在進行形)

特に専門メーカー(バッティンググラブのみ製造しているメーカーなど)は、

自社商品の需要が一気に下がるので手の施しようがない。という状態に陥りました。

一方ショップでは、野球専門店とはいえグラブ、バットなどの野球用品の他に、

・プロテイン

・トレーニンググッズ

なども常備販売しているお店がほとんどですので、ある一定の販売は見込めることになります。

ですがメーカーはそういう訳にはいかず本当に大変でした。。

会社によっては、リストラもあったという噂

ただ、1番辛いのは高校球児だということは決して忘れてはいません!!

このブログを読んでくれている人の中には、

将来スポーツメーカーやスポーツショップで働きたい!

と考えている人も少なくないと思います。

ブログでは紹介できない情報をもっと知りたい!という人はLINE,Twitterで質問を受け付けます!

次回は「経済」の視点からのブログです!お楽しみに!

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